「全てハンドメイドで制作する 世界で一つだけの時計」をコンセプトに、こだわりの時計を作る渡辺さん。Handmade MAKERS’初出展のクリエイターさんです。
私は、一つ一つ手作りで作られた「手作り時計」。ハンドクラフトウォッチを作っています。
一つの時計を作る時間は、一概には言えませんが、簡単なものなら5時間位だと思います。 (1本だけを作ることは無いので、実は、よく判りません)
ケースはシルバー・真鍮地金を切り出したパーツをロウ付し組み上げて作っていきます。鋳造で作る作家も増えていますが、渡辺工房では、必ずロウ付け作業を行って制作しています。
文字盤の細工・インデックスも手作業で制作し、ベルトも、作家自ら革を裁断し作り上げていきます。
とても手間のかかる工程を経て作り上げられた時計は、既成の時計にはない独特の温もりや癒しを与えてくれます。時を計る計器ですが、決して時間に縛られることの無い、そんな時計たちです。
1997年に、JHA (日本手作り腕時計協会) 主催の「手作り腕時計教室」で作った時計が、初めて作った時計です。
元々、腕時計を含め身辺雑貨が好きで、雑貨販売店の会社に勤務しており、腕時計の専門店も担当していたため、手作り腕時計の存在は知っていて、興味を持っていました。
勤めていた会社を辞めたのを機会に、手作り腕時計の教室に通い始めました。
教室で最初に作った時計は、シンプルなメンズモデルでしたが、初めて作った時計なので、当時は満足していたと思います。
手作り腕時計を日本で最初に始めた篠原康治氏が主宰するJHAの教室で、時計作りの基礎を学びました。
教室自体は、週1回、1ヶ月か、2ヶ月位だったと思います。その後は、自分で試行錯誤しながら、時計を作りを続けていました。それなりのものが作れるようになったのは、作り始めてから1~2年経ってからだと思います。
そして、自分の作品を販売するようになって、およそ20年が経とうとしています。
教室終了時に、この時計作りを生業にしている作家が何人もいると聞き、私もその道に進みました。当初は、JHA所属の作家としてJHAに時計を卸し、販売してもらうことから始めました。
店舗への卸をメインにしています。
卸先から注文を頂いてから制作する、卸販売がメインとなっています。
また、ウェブサイトでの販売と、年に数回、催事出展も行っております。展示会への出展は、多い年で年4~5回。大体、2~3回程度です。販路開拓には、時計作りを始める前に勤めていた会社の人脈が役に立っています。販売先があること、購入して使用してくれるユーザーがいることが、制作する上での大きなモチベーションです。
自営業・自由業の中の一つの職業だと考えています。
職業として時計を作っているので、販売することは当然の事だと思っています。逆に販売ができないと、意味は無いと思っています。
クリエイターに限ったことではないですが、自由業なので、時間を比較的自由に使えるメリットがあります。その一方で、なかなか新作が思い浮かばない時などは苦しいですね。またこれも、クリエイターに限らないことですが、いつか仕事が来なくなるのでは…と、いつも不安です。お蔭様で特に大きい挫折等は無く続けてこられました。とにかく時計を作ることしかできないので作り続けています。
工業製品にはない希少価値、温もりが感じられる所だと思います。普段、買い物をしていても、ハンドメイドものや作家ものに目が行きがちです。
また、欲しいものがあっても、「自分で作れるのでは?」と思ってしまいます!そんな時、ハンドメイドが好きなんだと実感します。
温かみがあることだと思っています。同じモデルでも、一つとして、同じものが無い世界で一つだけの時計です。
最近は、スマホがあるので腕時計をつけない人も多いと思います。
時計であると同時に、アクセサリー感覚で身に着けて頂けると思います。私は、シンプルだけど存在感のあり特徴のある時計が好きです。一目で私が作った時計だと判る時計を作りたいと思っています。
「Handmade MAKERS’ 2019」では、手作り時計の魅力を発信できればと思っています。最近では、手作り時計作家も増えてきましたが、まだ知らない人も多いと思うので、その魅力を感じてほしいです。鋳造や工業製品には無いハンドメイドのみが持つ温もりなどを伝えたいと思っています。
日本ホビーショーのホームページを見ていて、Handmade MAKERS’ のイベントを知りました。
失礼ながら存じ上げていなかったので、具体的なイメージは湧きませんでしたが、『日本ホビーショー』と同時開催というところに魅力を感じました。
これまでに、『manicolle Tokyo』、『Hand Made In Japan Fes』などに出展したことがあります。
片や、販売NGの展示会。片や、販売催事。Handmade MAKERS’ は、バイヤーもユーザーも来場し、両者にアピールできるのが良いと思いました。
選考して頂きありがとうございます。単純に参加できてうれしいです。継続して出展できる様精進したいです。具体的な作品はまだ決まっていませんが、シンプルなレディースモデルから重厚なメンズ向けモデル、機械式モデルなどバリエーション豊かに出品予定です。
バリエーションの豊富さには自信があります。女性男性問わずに着用して頂けるモデルを多数揃えています。
●来場者の皆さまへ
今回が初出展です。バリエーション多く、出品する予定です。既に、手作り時計をご存知の方も、まだ知らない方も、是非当ブースへお越しください。
●クリエイターを目指す方へ
良い事、楽しい事ばかりではありませんが、概ね楽しいことの方が多いです。好きなことを続けていって欲しいです。
●バイヤーとして来場される方へ
渡辺工房は、手作り時計の中でもシンプルなモデルが多いと思いますが、レディースから重厚なメンズモデル、機械式手巻き・自動巻きモデルなど幅広いラインナップを展開しています。
バリエーションの豊富さには自信があります。幅広いターゲット層にお使いいただける、こだわりの「手作り腕時計」です。
・ホームページ: https://watanabe-kobo.jimdo.com/
・ECサイト: https://www.creema.jp/c/watanabekobo
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